トマトの生長と収量 Posted on 2014年12月8日 by admin 農業経営支援アプリ アグリマネージャーのITソリューションで農業の未来へ 最近たくさんの品種のトマトを見かけます。トマトといえばオランダ。「トマト オランダの多収技術と理論」によれば、“果実の生長速度には水の供給と果実の温度が強く関与していて、短期の気温変化よりも長期間の平均気温がトマトの生長と収量に影響する”とのことです。栽培管理上、日頃実践していることは、論文にするとこういう表現になります。 トマトの収量を長期間にわたって確保するには、栄養成長と生殖成長のバランスをとることが大切。たとえば、 肥料や水分が多すぎる 過度な栄養状態となっている 肥料や水分が不足したり果実がなりすぎる こういった状態にならないようにすることがポイントです。 【茎が太く勢いよく伸び、葉が濃緑で大きくなり垂れ下がっている場合】 窒素の追肥を抑える 下の方の花房の着果数を多くして、栄養成長を抑える 【茎が細く、葉が淡緑で小さい場合】 下の方の花房の果実数を少なくする 窒素の追肥や灌水などで生育を回復させる ※参考文献: 基礎農業セミナー 新版 農業の基礎 2012年 農文協